理事長所信

理事長所信及び基本方針

2022年度 理事長 石塚隼人

はじめに

 時代は今、気候変動問題、米中摩擦の激化、AIの進歩による社会構造の大幅な変化、人口減少の大きな波が押し寄せる等、これまでとは全く異なる予測できない「非連続の時代」を迎えております。
 特にコロナウイルスの脅威は計り知れず、経済活動だけに留まらず、個人の日常のあり方にも大きな影響を与え、今まで当然と思われていた常識が劇的に変化するパラダイムシフトが起こっているといっても過言ではない状況にあります。
 人と人との接触を可能な限り減らすニューノーマルな生活様式を推進する上で、ICTを活用した W eb会議等を含むテレワークが推奨され、便利な世の中になってきた反面、直接的なコミュニケーションが減少したことで、人と人との絆を紡いでいくことが難しくなっていると感じます。
 このような中で 、 私たち坂東青年会議所は、SDGsを推進しているトップランナー として、 SDGsの基本理念 である 誰ひとり取り残さない社会、 そして 明るい豊かな坂東市 を実現 させなければなりません。
 メンバーの皆様 、 今こそ 青年会議所運動を通して 、活気あるまちと人々の笑顔を呼び起こそうではありませんか。

一般社団法人坂東青年会議所40周年 ~創始の志を胸に

 1949年、戦後の社会的・経済的混乱を打開すべく「新日本の再建は我々の使命である」と掲げ東京青年商工会議所が発端となり青年会議所運動は始まりました。それから34年、1983年、明るい豊かな岩井を中心とする地域社会の健全な発展を目指し、日本青年会議所720番目の青年会議所として、坂東青年会議所の前身である岩井青年会議所が誕生し、本年で40周年を迎えます。
 これまでの諸先輩方のご尽力、地域の皆様からのお力添え 、友好LOMのご指導、ご協力のおかげで今日まで歩んで参りました。この場をお借りして敬意と感謝を申し上げま す。誠にありがとうございます。
 40周年の節目を迎えるにあたり私たちに必要なことは、創始の志を改めて継承すると共に、諸先輩方の築き上げた功績・JCIブランドをたたえ、メンバー一人ひとりが坂東青年会議所に所属する誇りを持つことであります。
 そのためには魅力溢れる人財(リーダー)を育成し、地域に必要とされるサステナブル(持続可能)な団体にならなくてはなりません。青年会議所運動を時代に合わせて昇華させ、常に動き続けることが我々の使命であります。

誰ひとり取り残さない拡大運動

 私たち坂東青年会議所が、この変化の激しい時代で輝くためには、多様なメンバーの拡大とメンバー自身が魅力溢れる人財に成長することが必須であります。
 会員拡大は青年会議所運動の原点であり、複雑化している地域の課題に応えるためには、男女を問わず多様な考えを持つ志を同じうする仲間を拡大しなければなりません。まずは、茨城ブロック協議会が推進する組織ブランディングを確立し、会員一人ひとりが青年会議所の有意義性を理解した上で、入会候補者に対して私たち団体の魅力を発信する地道な会員拡大運動 が必要であります。
 その上で、例会や事業など魅力的な運動を、SNS等を用いて発信し続けて参りましょう。

社会・地域に 求められる人財の育成

 青年会議所は、人財 育成の場であり、地域の財産ともいえる魅力あふれる人財を一人でも多く輩出することが、青年会議所の責務であると考えます。
 魅力あふれる人財とは、問題に対して常識を疑い、本質を見出す力を備えた人、問題を解決するために、変化に対して前向きに考え、周囲の人々を巻き込む影響力と行動力を備えた人、そして最後まで仲間を信頼し、共にやり抜く力を備えた人だと私は考えます。
 まず、入会3年以内のアカデミーメンバーに対して、茨城ブロック協議会が力を入れている、アカデミー特化の通年プログラムを積極的に活用し、会員としての自覚と気付きを得てもらいたいと思います。
 また、今年は貴重な40周年記念式典がございます。全メンバーに責任ある役割を担っていただきます。切磋琢磨することで既存の能力をさらに向上させ、隠された能力を開拓できる機会を創出して参ります。

誰もが活躍できる組織運営

 メンバー誰もが活躍できるよう、 青年会議所運動の本質を理解し、時代に 即 した組織を柔軟に変革しなければなりません。
 我が国では、ワークライフバランスや働き方改革が叫ばれています。この根底にあるのは、個々人の能力を最大限に発揮させること。仕事と生活をうまく両立できれば、従業員の能力を引き出すことができ、従業員や企業にとって有益であるとの発想から来ています。
 これは青年会議所運動にも当てはまり、私たちJAYCEEは良き家庭人であり、優秀な青年経済人でなければなりません。
 青年会議所が、人財育成の場であり続けるために、メンバー同士のコミュニケーションや自己成長を 促し 、茨城ブロック協議会や他LOMの組織運営を参考に、今の時代に 即 した デジタルトランスフォーメーションを積極的に取り入れ、誰もが活躍できる社会に誇れる青年会議所を構築して参りましょう。

坂東愛溢れるまちづくり=ひとづくり

 今後の10年で、交通インフラの整備など坂東市のハード面の開発(まちづくり)は大きく変化していくと予想されます。
 そのような中で、私たち坂東青年会議所が掲げるまちづくりとは、市民を視野に入れたひとづくりであります。
 坂東市では毎年約500名の人口が減少し、都市部への人口流出が続いています。
 私も19歳から35歳までの間、坂東市を離れ、東京、大阪、兵庫、埼玉、千葉とさまざまな地域で仕事や生活を営んでまいりました。
 その中で度々孤独を感じることがあり、その孤独を癒してくれたのが、帰省するたびに感じる、この坂東市の四季折々の緑豊かな大地であり、地元の友人、そして地域の方々の温かみでありました。また、テレビ等で平将門公の特集を視聴する、行きつけの食堂に積み上げられたレタスやねぎ等の野菜の箱に坂東市産と書かれているものを見るたびに、坂東市で生まれたことを誇りに思いました。
 私たち坂東青年会議所は、明るい豊かな持続可能な坂東市をつくる為にも、地域の他団体、行政と連携を図り、地域に密着した運動を展開する中で、坂東市に関わる全ての方々の坂東愛を醸成して参ります。そして、坂東 を愛する 全ての人を優しく迎えられるまちづくり=ひとづくりを目指し、「誰ひとり取り残さない」というSDGsの理念を伝播して参りたいと思います。坂東市を愛し、誇りを持った人間は、必ずや坂東市の未来を大切にしてくれると信じております。

輝く未来へ繋がる青少年健全育成

 近年、AIの発展、国や地域の垣根を越え 地球規模 で拡大し続ける 経済 活動 などにより過去の常識や既存の知識、成功方程式が通用しないことが多くなってきており、未知の課題に対して自分なりの方法で新しい解決策を考え、実行し、価値を生み出していく創造力の重要性が増しています。
 また、コロナ禍 に より外出や人と直接会う機会が極端に減ったことから、コミュニケーション力や社会性の発達などを心配する声が聞かれています。
 このような社会情勢の 中で、地域の宝である子どもたちが、個性や能力を発揮し、いきいきと活躍することができるようするためにも、私たち青年会議所は、子どもたちに対 し て、自らが課題を発見しその解決に向けて全力で行動できる力( 創造力や 起業家精神)、 自分以外の人の考えや意見に 共感できる感性や思いやり (社会性 、 多様な人々と 意思の疎通を図るコミュニケーション能力、それらを高められる事業を展開して参ります。
 常に子どもたちと向き合い、私たちの思いと子どもたちの思いが同じベクトルになるよう、メンバー全員で青少年の健全育成に取り組んで参りましょう。

結びに

 坂東青年会議所は、夢溢れる明るい豊かな未来の坂東市に変えることのできる原動力であり、坂東青年会議所が継続して動き続けることが、坂東市の明るい豊かな未来をつくるための第一歩と 私は 確信しております。
 そして、私たちの運動は、家族の理解と協力があって、初めて実施できる ことを今一度メンバー全員が感じ、 常日頃から家族に感謝し、自己成長という形で恩返しをし続けなければなりません。
 メンバーの皆様、勇気を持って一歩踏み出し、新しい歴史を紡いで参りましょう。
 一年間どうぞよろしくお願い致します。

基本方針

・坂東 PRIDEを昇華させる 40周年
・誰ひとり取り残さない拡大運動
・社会・地域に 求められる人財の育成
・誰もが活躍できる組織運営
・坂東愛溢れるまちづくり=ひとづくり
・輝く未来へ繋がる青少年健全育成